日頃より株式会社アイゼンのホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
この度、ホームページを全面的にリニューアルいたしました。
より使いやすいホームページを目指して、デザインとページの構成を見直し、新規機能を追加いたしました。
これまで以上に、お客様に有益な情報をお伝えできるように努めて参ります。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
STAFF BLOG アイゼンのスタッフブログ
ホームページをリニューアルしました。
次の没頭をみつけよう
介護が一段落した人に、過去のことばかり考えて落ち込んだり、将来の不安が襲ってきたりして眠れなくなるといった人がいるようです。
献身的に親や配偶者の介護に没頭する人にとって、考えるのは今日のことばかりでしょう。
毎日の介護の役割をこなすことで精いっぱいなのです。
ところが、要介護者が施設に入所したり他界したりすると、心のバランスが乱れてしまいます。
やるべきことが目の前にあり、没頭できる方が悩まないのです。
没頭していた対象を失った時に注意が必要です。
認知症介護が施設入所や他界などで終わる時に備えて、介護者が「次に没頭できること」を家族で話し合うことも大切です。
介護が終わることは介護者にとっては喪失体験です。
でもそれは、介護者から離れ、かつての自分や本来の自分に戻るチャンスでもあるのです。
「介護後は 次の没頭 見つけよう」
アイゼン、心の俳句…。
不眠対策を相談
アメリカのあるクリニックの報告では、軽度、中等度の認知症の25%以上、重度では50%に睡眠障害を認めるそうです。
認知症の人が寝てくれないと介護者も安心して寝られず、疲労やストレスがたまっていきます。
不眠の原因は、体内時計の変化、時間や場所が分からなくなる見当識障害、幻覚や被害妄想、日中に寝てしまう、頻回のトイレ、他の病気の影響など様々です。
原因を医療スタッフと一緒に考えてもらいましょう。
服用薬も確認してもらってください。
不眠や足をムズムズさせる副作用がある薬もあるようです。
夜中に起きた時の対応も伝えます。
介護者が落ち着いていないと認知症の人は混乱します。
トイレに行きたいのかもしれませんし、怖い夢を見たかもしれません。
医師に
①昼間の活動
②夜の様子
③他の病気
④飲んでいる薬
を書いたメモを渡すと良いでしょう。
日中に決まった活動を取り入れたり、カフェインや水分の摂取を控えたり、といった工夫で睡眠が取れることもあります。
だめな時には睡眠薬を使うようですが、最も効果が出る時間とそれが継続する時間は種類によって異なります。
服用一時間後に効果のピークが出て、三時間程度継続するものを夜九時に飲ませても、翌一時には目が覚めてしまいます。
途中で起きると転倒リスクも高まります。
一日の活動と夜の様子をしっかり医師に伝えるためにメモを活用しましょう。
「不眠症 対策みんなで 考えよう」
アイゼン、心の俳句…。
相手の見え方を理解する
認知症の親を介護している方の中には、
「何度言ったらわかってくれるの」
「周りは口を出すだけで介護の現状を分かっていない」
こうした言葉に心当たりのある方も多いのではないでしょうか。
相手を「分かってあげる」ためには、自分の「レンズ」ではなく、相手のレンズで知ることが大切です。
自分がどこにいて、誰かもわからなくなっていく認知症の人は、どんなふうに家族や周りを見ているのでしょう。
睡眠もろくに取れずに認知症の介護を続ける方は、どんな思いで毎日を過ごしているのでしょうか…。
相手のレンズで世界を見るのは難しいことですが、自分のレンズとは違うと理解することが、互いを尊重し理解につながるのです。
分かるのではなく、分かってあげる、「理解を提供」するということです。
少なくとも理解しようとしている姿勢を維持していきたいものです。
「レンズかけ 相手の見え方 理解しよう」
アイゼン、心の俳句…。
AI介護
人工知能(AI)を使った機器を導入する動きが介護現場でも広がっています。
転倒防止のための歩行分析や施設での見守りを担わせ、高齢者の日常生活動作を向上させ、職員の負担を軽減することなどが狙いです。
人手不足を背景に国は介護ロボットや情報通信技術(ICT)の導入に前のめりのようですが、「導入で人を減らせるわけではない」などと抵抗感を示す事業所も多いようです。
厚生労働省はICTの活用などが進んだ施設で人員配置基準を緩和する方向で検討しています。
ですが、老人福祉施設の関係者で作る団体が、全国の特別養護老人ホームなどの施設長を対象に行った調査では、
「ICTで職員が減るのは本末転倒」
「介護は人間対人間、細やかな心配りが必要」
などの声が目立ったそうです。
介護現場にあるAIなどへの抵抗感について、医療系AIの開発などを手掛ける研究所は
「例えばベテラン介護職の技術や視点を伝授する人材育成のAIなら受け入れられるのでは?よりよい介護のため、AIは開発者と介護者が一緒に作るという意識を広げたい」
と話されているそうです。
「介護でも AI導入 広がりも」
アイゼン、心の俳句…。
遠慮なく避難所へ
先日、宮崎県で震度5弱の地震がありました。
南海トラフ地震の発生時期を早める可能性も指摘されています。
地震大国の日本では、大地震の時の認知症の状態、ケアの在り方、避難所生活の方法などが調査報告されています。
大地震発生時、「認知症の人自身は意外と冷静でパニックになることはないが、家族が避難やケアに困惑する」と言われています。
これまでの事例では、他の避難者の迷惑を考えて、避難所以外の場所で過ごした家族もあったとのことです。
国内では2007年の能登半島地震の際に初めて、認知症者が安心して避難できる福祉避難所が設置されました。
さらに2011年の東日本大震災での教訓を踏まえ、今では各市町村に認知症者が避難できる場所ができました。
が、まだまだ福祉避難所について十分には周知されていません。
認知症家族の皆さん、地震直後は遠慮することなく、まずは一般の避難所に避難してください。
その後、介護用品や車いすなどが用意されている福祉避難所に移ることができます。
ふだんから地震への備えをしておきましょう。
「災害時 遠慮をしないで 避難所へ」
アイゼン、心の俳句…。
北知多フリモ(フリーペーパー) 2025年1月号
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
さて、愛知県東海市・大府市・知多郡東浦町に地域みっちゃく生活情報誌として各家庭に配布される地域密着型のタウン情報誌「北知多フリモ 1月号」にアイゼンの広告を、掲載させて頂いています。
18ページです。
お気軽にお問合せくださいませ。
光について
光は気分や睡眠に影響を与えることがわかっています。
日中にたくさんの光を浴びると、頭の中にセロトニンが放出され、気分や活動性が高まります。
暗くなると、メラトニンが放出されて睡眠を促すようになります。
ただし、人は真っ暗になると不安を感じやすくなります。
そのために夜は真っ暗にするのではなく、常夜灯や薄暗い光がある方が寝やすいという人がいます。
認知症の人は常に不安を抱えています。
自分がどこにいるのか、今は何時なのかわからないのです。
病院や施設も照明で照らされていますが、夜になると明かりが消えます。
常夜灯のような小さな光がある方が安心することから、照明を工夫する老人ホームも出てきました。
太陽の光は日の出のオレンジ色から白色になり、日没時はオレンジ色に戻って、やがて消えていきます。
私たちの体内時計は、太陽の光の変化に合うようにできているのです。
今年のブログは今日で最後となります。
お付き合いを頂き、誠にありがとうございました。
皆様、良い年をお迎えください。
「寝室の 常夜灯で 安心感」
アイゼン、心の俳句…。
年末年始のお知らせ2024~25
年末年始のお休みを、下記の通り頂きます。
12月29日(日)~1月5日(日)
よろしくお願い申し上げます。
また、休み中でも電話やメールでの問い合わせをお受けしております。
返事が遅くなる場合もございますが、お気軽にご相談下さいませ。
北知多フリモ(フリーペーパー) 2024年12月号
愛知県東海市・大府市・知多郡東浦町に地域みっちゃく生活情報誌として各家庭に配布される地域密着型のタウン情報誌「北知多フリモ 12月号」にアイゼンの広告を、掲載させて頂いています。
12ページです。
お気軽にお問合せくださいませ。
嚥下食 家電で手軽に
食べ物をかんで、飲み込むことが難しい人のために柔らかくした嚥下食。
食材を長く煮たり、ミキサーでペースト状にしてから形成したりしてつくられることが多いですが、揚げ物など対応の難しい料理も手軽にかなえる調理家電があるそうです。
その調理家電は「デリソフター」。
柔らかくしたい食材や料理を専用の皿にのせ、炊飯器を一回り大きくした機器の中に、水200㎖と一緒に入れてスイッチを押だけ。
蒸気と圧力で、12~29分で食材を柔らかくできるそうです。
調理時間が短くなり、見た目もほぼ変わらないそうです。
一般的な嚥下食作りでは、通常より30~60分長く時間がかかることが多いそうです。
また、見た目が元の料理とかけ離れ、食感も損なわれるため、嫌がる人が多いようです。
しかしデリソフターだと、豆やキノコなど加工しにくい食材はあるものの、調理時間が短くなり、見た目もほぼ変わりません。
家族や周りの人と同じものを食べられることは、とてもうれしいことですね。
「同じ飯 囲む喜び 叶えます」
アイゼン、心の俳句…。
老健、介護医療院(基本)
介護保険サービスの施設には特別養護老人ホーム(特養)のほかに、介護老人保健施設、介護療養型医療施設や介護医療院があります。
いずれも要介護1~5の人が入所できます。
介護老人保健施設(老健)はリハビリテーションに重点を置いた施設です。
けがや病気で入院し、退院後に自宅で暮らすためのリハビリを受けたり、在宅で暮らしていて一時的に入所を希望したりする場合に利用します。
こうした役割から、在宅復帰を支援する施設、または病院や自宅の中間的な施設と言われます。
日常的な介護や看護だけでなく、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士といった専門職によるリハビリを受けられます。
医師の指示を受け、階段の上り下りなどの訓練を行ったり、飲み込む機能が低下している人に口や喉の機能を高める体操などを行ったりします。
期間は3~6ヶ月が目安で、3ヶ月ごとに入所を続けることが必要かどうか検討されます。
自宅で暮らすのが難しく、特養などへの入所を希望する人の中には、一年ほど入所している人もいます。
造りと介護方法は特養と同様に、大人数の入所者を対象に介護する従来型と、少人数を生活単位といたユニット型に分かれます。
居室も個室と相部屋があります。
介護療養型医療施設と介護医療院は、病気などで長期療養の必要な人が、たんの吸引や胃に直接栄養を入れる胃ろうといった医療処置を受けられ、みとりにも対応しています。
介護医療院は、介護療養型に代わる施設として2018年にできました。
介護療養型医療施設は2024年3月で廃止されています。
「リハビリや 医療処置にも 対応だ」
アイゼン、心の俳句…。